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South Africa

 

●南アの観光について 
ワールドカップによって世界中の人々が観光面に注目しているのでは
ないかと思いますが、実際ワールドカップによる影響があると思いますか? 

 

ワールドカップ以前も、観光地としての認知度は欧米を中心に高かく、ワールドカップを開催して、今まで、 それほど認知度が高くなかったエリア(アジア)でも南アフリカが素晴らしい観光素材を持つ国だという事 を知って頂ける結果になりました。 まず、ワールドカップを開催するにあたっては、安全安心面やインフラが国際的な基準を満たしていないと 開催地には選ばれません。南アフリカはその基準をクリアし開催地となったのですが、実際に開催するまでに、道路の整備、新しい電車の整備、ホテルの建設など、より多くのお客様をお迎え出来るよう整備を進め ていきました。

 

中でも、B&Bなどの小さな宿泊施設にもお泊り頂き(日本でいう民泊みたいな感じ)、南アフリカの現地の人と触れ合う機会がもてたのも、海外からのお客様には喜ばれたと思います。 ワールドカップの大会前、開催期間中には南アフリカに関する様々な情報が日本全国のメディアで報道されました。もちろん、良い報道ばかりではありませんでしたが、結果的に、南アフリカという国に興味を持ってくれる方が増え、南アフリカの綺麗な街並みや、ブブゼラをはじめとするユニークな文化が紹介され、南 アフリカへの印象が大きく変わったことは事実です。これは、ワールドカップの大きなレガシー(遺産)と 言えると思います。また、FIFAをはじめ多くのスポンサー企業や世界各国のメディアが、南アフリカのマーケティング活動をグローバル規模で展開してくれたことも、ワールドカップの開催地としてのメリットだったと思います。 

 

 

南アには沢山の観光資源があると思いますが
なにが一番重要かと思いますか。
また、なにを一番にアピールしたいですか。

レインボーネーション=“虹の国”と称される南アフリカには、たくさんの観光資源がありますので、一番を言及するのは難しく、例えば、喜望峰やテーブルマウンテンなどの美しい自然景観、躍動的な野生動物と出会えるゲームドライブ、ネルソンマンデラ元大統領が収監されていた場所として世界的に有名なロベン島を含む数々の世界遺産、豪華列車の旅や美味しい食事や芳醇な南アフリカワインなど、多彩な魅力が南アフリカにはあります。そして、南アフリカ人のあたたかく親しみやすい陽気な人柄と笑顔は、南アフリカを訪れ る旅人の心に一生の思い出として深く刻まれると思います。南アフリカの人々こそが、南アフリカの他にはない魅力を持つ国にしてくれていると思います。  

 
 
観光産業においてなにか問題はありますか? 

特に大きな問題はありません。観光業は南アフリカにとって大変重要な産業で、GDPへの貢献や、雇用の創出など大きな役割を担っています。その役割を今後どのように前進させていくか、また、アフリカ(特に南部)の他の国々と共に、今後、全世界に向けてどの様なメッセージを発信するかなど、今後の南アフリカ、 アフリカ大陸の観光産業の発展に努力しています。 

 
南アの観光を更に盛り上げるために
現在取り組んでいることがあれば教えて下さい。 

9月から新しく、グローバル・キャンペーンを展開し、南アフリカの持つ多くの魅力を世界的に発信していきます。日本でも、ウェブや SNS など、色々なチャネルでキャンペーンを展開し“旅先”としての南アフリカの認知度向上と、渡航者数増加に繋げていきます。観光地の情報だけでなく、安心、安全面の情報など、 南アフリカに行きたいなと思っている人が、安心して旅行して頂けるような情報も合わせて発信していく予 定です。また、今後も、メディアの露出を増やし、幅広い年齢層、地域の方に南アフリカの良さを伝えてい く予定です。 

 

 

ワールドカップ開催の裏側のお話を聞けたり、南アフリカには本当に沢山の魅力的なスポットがあることを知ることができ本当に貴重なお時間となりました! 皆さんも南アフリカに観光で訪れてみてください! 

サハラ砂漠以南のアフリカ地域の中でも最も影響力の強い国である南アフリカ。ワールドカップも開催され、世界的に注目を浴びております。 今回はそんな南アフリカの観光産業について、南アフリカ観光局、アジア太平洋地区プレジデントのブラッドリー・ブラウワー氏にお話を聞いて参りました。 

ブラッドリー・ブラウワー氏 

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